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「今」を切り取る。

Good Bye Peugeot207

今週末、車を手放します。

とても思い入れの強い、僕の愛車。

今日は愛車、プジョー207の思い出をつづりたいと思います。

プジョーとの出会い

プジョーという自動車メーカーを知らない方もいるかもしれません。

プジョーはフランスの自動車メーカーです。

僕がプジョーを知ったのは大学1年生の時。

大学のキャンパスの駐車場に止まっていた、青がきれいなライオンマークの車。

当時の僕は「フィットに似てるけどなんだかカッコよくて、でもカワイイ」

そのくらいの認識でした。

大学生になって免許をとって、車にも興味が出てくる年頃。

気になって調べてみるとプジョーというフランスの車で206というらしい。

「乗ってみたいな、でも外車だから高いんだろうな。外車って壊れるって聞くし」

そんな感情を抱きつつ、でも大学時代に車を買おうとは思わず、時は過ぎていきました。

207のオーナーになるまで

社会人になり、初めて自分で買った車はスバルのインプレッサスポーツワゴン。色はWRブルー。

とても気に入っていた車でしたが、10万キロが近づき、車検の見積もりを出したところなんと30万!

車検を通して乗り続けるのか、新しく買い替えるのか、迷う気持ちが出てきます。

「新しい車は何がいいかな」

そう考えたとき、頭に浮かんだのは大学時代にあこがれたプジョーでした。

206も選択肢に浮かびましたが、さすがに10年以上前の外車を買う勇気はなく。

後継の207を調べてみると、見た目は206ゆずりのカッコよさ。

内装の高級感も(206より)あるし、メーター周りのデザインがとても気に入りました。

県内にフランス車を扱う中古屋さんがあり、ちょうどタイミングよくエーゲブルーの207が置いてある!

まずは見るだけでも!という気持ちで車屋さんに行きましたが、見るとやっぱり欲しくなる。

「欲しいなあ…でも外車はどうなんだろう?壊れたらやだな…」

購入を迷う僕の背中を押ししてくれたのは妻でした。(本当にありがとう)

こうして晴れて207を愛車として迎えることになったのでした。

207との思い出

実は207を買ってからまだ2年半くらい。

結婚し、子どもが生まれたこともあって、家と会社の往復がほとんど。

そんな中、1番の思い出は阿蘇、黒川温泉に旅行に行ったこと。

子どもが生まれる前、夫婦2人で行った最後の旅行。

よく晴れた夏空、鮮やかな緑。好きな車に乗って、大切な人とドライブ。

すごく贅沢な時間だったと思います。

泊まった旅館もよかったし、今振り返ってもとても楽しい思い出です。

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Good Bye Peugeot207

大好きで大切な207ですが、今年に入ってから冷却水が漏れたり、発電機が壊れたりと故障が続きました。

最近ではエアコンの効きも悪くなってしまって。

フランス車では当たり前の経年の劣化なのかもしれません。

ただ、修理のたびにお金もかかるし、家から近いとは言えない距離の車屋さんに持っていかなければいけず。

今後のことを考えたとき、現実的な選択肢としては買い替えでした。

本当は子どもが物心ついて「パパの車」と覚えてくれるくらいまでは乗りたかったけど、仕方がありません。

大学時代からの夢、あこがれを叶えてくれた207。

大切な思い出をくれた207。

乗っていたのは短い間だったけど、一生忘れないと思います。

ありがとう、そして、さようなら。

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